2007.05.24 Thursday 09:09
って、私が行ってきたわけではありません。
妹が先日トルコに3日ほど出張してきたということで
そのときの旅日記をメールしてくれました。
、、ら、
なんだか、私のヨルダン旅行記に通ずるものがあり
笑える。
ということで、妹の許可を得て
ヨルダン旅行記番外編っちゅうことで
ここに載せさせていただきます。
お楽しみください。
。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*
イスタンブール、行って来ました。
いやー、よかったよー。今度は是非休暇でゆっくり行きたいな。
一日目は夜到着だったので何もせず。
二日目は新市街、三日目は時間ギリギリまで旧市街を見て来ました。
って、肝心の仕事はどっか行っちゃってるんですが、
仕事といっても今回は名刺交換して顔を売るだけの仕事だったので楽チン。
その仕事の場では、Hダ・トルコの沢井社長という方にお会いしました。
初対面だったのにとても気さくな方で、私とだけではないんだけど、
長々とおしゃべりに付き合ってくださいました。
アメリカ、ナイジェリア、ポルトガル、トルコと
海外勤務暦20年なんだそうだけど、
その中でトルコが一番いいとのこと。人口の平均年齢27歳という若い国で、
拡大するエネルギーに満ちているそう。人がいいし、親日家だし、
一般的にプライドが高いから人のものを盗ろうなんて考えないし…
と褒め言葉オンパレード。
治安に関しては、
「友人やお客さんにお茶を勧めるというのが彼らの習慣なんですよ。
でもそれを利用して睡眠薬強盗する人も確かにいますからね、
気をつけてくださいね。」
はーい、気を付けて行って来ます。
翌日いよいよ観光のメイン、旧市街に行きました。
いやー壮観ですな。すごすぎて写真に納まらないよ。
写真に撮ったってモスクが一つチンマリ写るだけでこの凄さは伝わんないよね。
と、思いつつ歩いていると、まー声かけられるかけられる。
「あれはアヤソフィア。あっちはブルーモスクだよ。」
「ブルーモスクはお祈りの時間閉まっちゃうから今行った方がいいよ。
入り口はあっちだよ」と、10歩歩く毎に話しかけられる。
「Don’t worry, I’m not a guide」ってみんな言うんだよね。
で、ブルーモスクから出てきたと思ったらまた声かけられて、適当に相手してたら
「おじさんがあっちでお店やってるんだ。別に買えとは言わないから、
場所だけ教えてあげる」。
来た来た!と思いながら、まあ別にいいかとお店に入っていった。絨毯屋でした。
そのおじさんは日本に年に数回行くとかで日本語が本当に上手。
安心させるためか、
「無印良品の綿100%のタオルは私が作ってるんですよ。
今度はユニクロとも仕事するんです。」
「来週東芝(かな?)の社長が見えるんです。大前研一先生の紹介でね。」
なんて話をしてくれる。
絨毯は本当に綺麗で、欲しくなっちゃったけどお金持ち歩いてなかったから無理。
お茶も勧めてくれたけど断ったら
「まあ、絨毯屋については色々聞いているでしょうけど、
これはトルコの習慣なんですよ。」
って言いながら、押し付けはしない。
きっとこの人はいい人なんだろうなーと思いながら、名刺だけ記念にもらって退散。
次にアヤソフィア。これおもしろいねー。
キリスト教の教会をモスクに作り変えちゃってるんだけど、
あっちこっちにキリスト教のモザイク画が残ってるの。
どっかのガイドさんが
「普通キリスト教の教会は東向きに扉が作られているんですが、
ここはメッカの方向である南向きに扉が付け足されているんです。」
ほほー。と、その頭上を見ると天上にはマリア様の像が…。うーん、面白すぎる…。
きっとトルコの人は、日本人が神様仏様キリスト様全部一緒にしちゃって平気なのと
似たような感性を持っているに違いない。
アヤソフィアを出て、少しだけトプカプ宮殿を見られないかなーと思い、
地図で方向を確かめてるとまた声かけられる。
「どこ行くの?」「ガイドじゃないよ。マルマラ大学で観光を勉強してるんだ。」
って、かわいい人懐こい笑顔ですわ。
「トプカプ宮殿はあっちだよ。その後お茶しようよ。」私「いや、時間ないから。」
「トプカプ宮殿は広いよ。3時間かかるよ。」私「さんじかん!?」
「それだったら、あっちの地下宮殿に行ったら?」
ということで、その地下宮殿の入り口まで案内してくれる。
「その後お茶しようよ。To know better each other」
...あたしゃ別にあなたのこと知りたくないんですけど。「また今度ね」
「また今度って、来ても会えないじゃない」
また今度ってのは断り文句なの!!(―_―)
「じゃあ、そこに従兄のお店があるから、カード渡すよ。」って、
また絨毯屋に連れて行かれてしまった。
いえ、そこは正確には絨毯ではなく、キリムという織物でした。
知ってる?
私は全然知らなかったけど、
日本で雑誌も出ているというちょっと流行のインテリアだそう。
従兄さんもまた日本語がぺらぺらで
日本の新聞にも紹介されているといって見せてくれた。
またお茶を勧めてくれたけど、そう簡単に飲むわけには行かないのよ。
「キリムを買うために来るなんていうことないんですよ。
彼と出会わなかったらここまでこれなかったでしょ?
そういうことなんですよ、人との出会いなんです。」
って寂しそうに言われてしまったけど。
「時間がないから」って、話を切り上げて出てきてしまったんだけど、
なんか私も割り切れないよね。
地下宮殿を出てから歩いてたら、また
「あれはブルーモスクだよ。でも今は閉まってるよ。
どこ行くの?あっちでバザールやってるよ。」
いいの。私散歩してるだけだから。
また10歩歩いたら、
「どこ行くの、あれはブルーモスクだよ。あっちでバザールやってるよ。」
いい加減私も頭に来てさ、生返事をしてたら、
「なんか僕に怒ってるの?ただ僕は人と話したいだけなのに。
僕はバザールで働いてるから言ってるんだ。」
また物売る人ですか…。後で見に行くわ、って言って断ってようやく一人に。
だって、いくらいい人そうでも、本当のところはわからないし、
お茶勧められても断るしかないし、
も本当に純粋に勧めてくれるのに断るのって、傷つけちゃうし、断りたくないよー。
空港に行く時間も迫っていることだし、こんな複雑な心境で旧市街を後をしました。
旧市街と新市街はトラムでつながっています。
これは最近のことらしく、ガイドブック見ても乗っていなかったんだけど、
二日目町を歩いていて発見しました。
トラムで新市街まで戻り、
トラム駅からお迎えの車が来るホテルまでタクシーで戻りました。
ホテルの名前を言ったら、
「普通はこの道を通るんだけど、クローズされてるから迂回します」
とか何とか言ってる。
ホンマかいな。でもまあいいわ、そんなに遠くないから。
ホテルに到着したら25リラとか言う。
行きは8リラだったし、その前日随分うろうろしたのに14リラだったのに!
「そんなはずないでしょ!」って一応抗議したけど、
まあタクシーという密室でもあり、ここでそんなエネルギーは使いたくないと
素直に20リラ札と10リラ札を差し出した。
すると「このお金(10リラ)Good、このお金(20リラ)、No good」
って20リラを返してくる。
この運転手さんもあまり英語は出来なくて、
No goodぐらいしか言えなくてわけが分からん。
運転手さんは自分の持ってるほかのお札見せて、
「This,Good, This, No good」「Fotocopi」。
フォトコピって、げっ!偽札かい!?
動揺しつつ、お財布に残ってたもう一枚の20リラを出したら、OK。
ホテルの受付で聞いてみたら
「ああ、確かに。透かしがないし、このマークがおかしい
(普通はキラキラしてるのがしてない)。残念ですけど。」
がーん!しんじられーん。
これ、ポルトガルの空港で換金したんですけどー。文句言えるのかしら??
(でも、内心、偽札って初めて見たし、記念にとっとこーかと思っている。)
そんなこんなで、色々あって面白い旅行でございました。
また仕事で行く機会もあるかとは思うけど、それより休暇でのんびり行きたい!
カッパドキアも行きたいなー。
↑笑顔のケバブ屋さん
妹が先日トルコに3日ほど出張してきたということで
そのときの旅日記をメールしてくれました。
、、ら、
なんだか、私のヨルダン旅行記に通ずるものがあり
笑える。
ということで、妹の許可を得て
ヨルダン旅行記番外編っちゅうことで
ここに載せさせていただきます。
お楽しみください。
。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*・。*
イスタンブール、行って来ました。
いやー、よかったよー。今度は是非休暇でゆっくり行きたいな。
一日目は夜到着だったので何もせず。
二日目は新市街、三日目は時間ギリギリまで旧市街を見て来ました。
って、肝心の仕事はどっか行っちゃってるんですが、
仕事といっても今回は名刺交換して顔を売るだけの仕事だったので楽チン。
その仕事の場では、Hダ・トルコの沢井社長という方にお会いしました。
初対面だったのにとても気さくな方で、私とだけではないんだけど、
長々とおしゃべりに付き合ってくださいました。
アメリカ、ナイジェリア、ポルトガル、トルコと
海外勤務暦20年なんだそうだけど、
その中でトルコが一番いいとのこと。人口の平均年齢27歳という若い国で、
拡大するエネルギーに満ちているそう。人がいいし、親日家だし、
一般的にプライドが高いから人のものを盗ろうなんて考えないし…
と褒め言葉オンパレード。
治安に関しては、
「友人やお客さんにお茶を勧めるというのが彼らの習慣なんですよ。
でもそれを利用して睡眠薬強盗する人も確かにいますからね、
気をつけてくださいね。」
はーい、気を付けて行って来ます。
翌日いよいよ観光のメイン、旧市街に行きました。
いやー壮観ですな。すごすぎて写真に納まらないよ。
写真に撮ったってモスクが一つチンマリ写るだけでこの凄さは伝わんないよね。
と、思いつつ歩いていると、まー声かけられるかけられる。
「あれはアヤソフィア。あっちはブルーモスクだよ。」
「ブルーモスクはお祈りの時間閉まっちゃうから今行った方がいいよ。
入り口はあっちだよ」と、10歩歩く毎に話しかけられる。
「Don’t worry, I’m not a guide」ってみんな言うんだよね。
で、ブルーモスクから出てきたと思ったらまた声かけられて、適当に相手してたら
「おじさんがあっちでお店やってるんだ。別に買えとは言わないから、
場所だけ教えてあげる」。
来た来た!と思いながら、まあ別にいいかとお店に入っていった。絨毯屋でした。
そのおじさんは日本に年に数回行くとかで日本語が本当に上手。
安心させるためか、
「無印良品の綿100%のタオルは私が作ってるんですよ。
今度はユニクロとも仕事するんです。」
「来週東芝(かな?)の社長が見えるんです。大前研一先生の紹介でね。」
なんて話をしてくれる。
絨毯は本当に綺麗で、欲しくなっちゃったけどお金持ち歩いてなかったから無理。
お茶も勧めてくれたけど断ったら
「まあ、絨毯屋については色々聞いているでしょうけど、
これはトルコの習慣なんですよ。」
って言いながら、押し付けはしない。
きっとこの人はいい人なんだろうなーと思いながら、名刺だけ記念にもらって退散。
次にアヤソフィア。これおもしろいねー。
キリスト教の教会をモスクに作り変えちゃってるんだけど、
あっちこっちにキリスト教のモザイク画が残ってるの。
どっかのガイドさんが
「普通キリスト教の教会は東向きに扉が作られているんですが、
ここはメッカの方向である南向きに扉が付け足されているんです。」
ほほー。と、その頭上を見ると天上にはマリア様の像が…。うーん、面白すぎる…。
きっとトルコの人は、日本人が神様仏様キリスト様全部一緒にしちゃって平気なのと
似たような感性を持っているに違いない。
アヤソフィアを出て、少しだけトプカプ宮殿を見られないかなーと思い、
地図で方向を確かめてるとまた声かけられる。
「どこ行くの?」「ガイドじゃないよ。マルマラ大学で観光を勉強してるんだ。」
って、かわいい人懐こい笑顔ですわ。
「トプカプ宮殿はあっちだよ。その後お茶しようよ。」私「いや、時間ないから。」
「トプカプ宮殿は広いよ。3時間かかるよ。」私「さんじかん!?」
「それだったら、あっちの地下宮殿に行ったら?」
ということで、その地下宮殿の入り口まで案内してくれる。
「その後お茶しようよ。To know better each other」
...あたしゃ別にあなたのこと知りたくないんですけど。「また今度ね」
「また今度って、来ても会えないじゃない」
また今度ってのは断り文句なの!!(―_―)
「じゃあ、そこに従兄のお店があるから、カード渡すよ。」って、
また絨毯屋に連れて行かれてしまった。
いえ、そこは正確には絨毯ではなく、キリムという織物でした。
知ってる?
私は全然知らなかったけど、
日本で雑誌も出ているというちょっと流行のインテリアだそう。
従兄さんもまた日本語がぺらぺらで
日本の新聞にも紹介されているといって見せてくれた。
またお茶を勧めてくれたけど、そう簡単に飲むわけには行かないのよ。
「キリムを買うために来るなんていうことないんですよ。
彼と出会わなかったらここまでこれなかったでしょ?
そういうことなんですよ、人との出会いなんです。」
って寂しそうに言われてしまったけど。
「時間がないから」って、話を切り上げて出てきてしまったんだけど、
なんか私も割り切れないよね。
地下宮殿を出てから歩いてたら、また
「あれはブルーモスクだよ。でも今は閉まってるよ。
どこ行くの?あっちでバザールやってるよ。」
いいの。私散歩してるだけだから。
また10歩歩いたら、
「どこ行くの、あれはブルーモスクだよ。あっちでバザールやってるよ。」
いい加減私も頭に来てさ、生返事をしてたら、
「なんか僕に怒ってるの?ただ僕は人と話したいだけなのに。
僕はバザールで働いてるから言ってるんだ。」
また物売る人ですか…。後で見に行くわ、って言って断ってようやく一人に。
だって、いくらいい人そうでも、本当のところはわからないし、
お茶勧められても断るしかないし、
も本当に純粋に勧めてくれるのに断るのって、傷つけちゃうし、断りたくないよー。
空港に行く時間も迫っていることだし、こんな複雑な心境で旧市街を後をしました。
旧市街と新市街はトラムでつながっています。
これは最近のことらしく、ガイドブック見ても乗っていなかったんだけど、
二日目町を歩いていて発見しました。
トラムで新市街まで戻り、
トラム駅からお迎えの車が来るホテルまでタクシーで戻りました。
ホテルの名前を言ったら、
「普通はこの道を通るんだけど、クローズされてるから迂回します」
とか何とか言ってる。
ホンマかいな。でもまあいいわ、そんなに遠くないから。
ホテルに到着したら25リラとか言う。
行きは8リラだったし、その前日随分うろうろしたのに14リラだったのに!
「そんなはずないでしょ!」って一応抗議したけど、
まあタクシーという密室でもあり、ここでそんなエネルギーは使いたくないと
素直に20リラ札と10リラ札を差し出した。
すると「このお金(10リラ)Good、このお金(20リラ)、No good」
って20リラを返してくる。
この運転手さんもあまり英語は出来なくて、
No goodぐらいしか言えなくてわけが分からん。
運転手さんは自分の持ってるほかのお札見せて、
「This,Good, This, No good」「Fotocopi」。
フォトコピって、げっ!偽札かい!?
動揺しつつ、お財布に残ってたもう一枚の20リラを出したら、OK。
ホテルの受付で聞いてみたら
「ああ、確かに。透かしがないし、このマークがおかしい
(普通はキラキラしてるのがしてない)。残念ですけど。」
がーん!しんじられーん。
これ、ポルトガルの空港で換金したんですけどー。文句言えるのかしら??
(でも、内心、偽札って初めて見たし、記念にとっとこーかと思っている。)
そんなこんなで、色々あって面白い旅行でございました。
また仕事で行く機会もあるかとは思うけど、それより休暇でのんびり行きたい!
カッパドキアも行きたいなー。
↑笑顔のケバブ屋さん